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2017.04.19 漆を訪ねる旅
今日は、早朝よりJIAの研修ツアーに参加してきました。


最初は木曽三岳の奧村設計所(現在はquiet fineworksという名で家具工房となっています。)を訪ねました。蔵を移築して造ったという設計事務所の建物は、開口部がとても凝った造りになっていました。






次に訪れた木曽アルテック社では、発泡スチロールに麻布を貼って漆で仕上げたバスタブや不燃認定を取っているという漆塗りの和紙などを見せていただきました。特に漆塗りの和紙は、昨年取組んだ鉄の金属塗装にとても近いテクスチャーで、とても惹きつけられました。


隣接する奈良井宿では重伝建に選定された町並みと美味しい食事を堪能ました。




その後、車で10分ほどの、こちらも重伝建の平井の街で、珍しい漆塗りのガラス器を扱うお店や、漆塗りの工房を訪ねました。


お腹いっぱいのツアーを満喫して伊奈まで戻ると、満開の桜で旅をしめくくることができました。
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長男の部活の吹奏楽コンクールが開催されていたので、常滑市民文化会館に行ってきました。

坂倉建築研究所 大阪事務所の設計で1983年に竣工しています。





外壁は常滑らしく、朱泥色のタイルが使われています。エントランスから中庭へは、少しレベルが上がっています。中庭の下は地下駐車場。


中庭を囲むようにホール、ギャリー、公民館がレイアウトされています。中庭側から見える外壁はコンクリート打放し。

心地よく囲われた中庭は、競艇場が隣接していることを忘れさせます。


ホール内部はコンクリート打放し仕上げでした。

私が大学に入学した年に完成した建物。大切に使われていました。
スミノエさんに伺って、特注カーペットの糸選びをしてきました。


畳のような織り方の特殊なカーペットのための糸選びです。

糸の撚りかた、色違いを混ぜる場合のパターンなど、聴けば聴くほどマニアックな世界。

特注カーペットは、坂倉事務所勤務の折に、APEC大阪会議の会場のお仕事で一度経験があります。あの時も、大阪の当時の住江織物さんに行って、糸を選んだ覚えがあります。

今回も、なかなか楽しい経験でした。

JIAの「素材を巡る旅」シリーズのツアーに参加してきました。

思えば、もう数年前のこと、ある人に誘われて高浜市の瓦メーカーの鈴幸さんにおじゃまして、特注瓦のことなど色々とお話を伺う機会がありました。この事がきっかけで、今回、JIA愛知地域会事業委員会の企画として見学ツアーが実現しました。

実際には、私は鈴のの鈴木さんをJIA事業委員会の川口さんに紹介しただけなんですけどね。


鈴木さんと川口さんの尽力で、三洲瓦の事を1日で深く知ることができる、素晴らしいツアーとなりました。

最初は瓦の原材料となる粘土の製造工場。


三洲瓦の粘土は、田んぼの下から採掘するのだそうです。採掘された粘土と、川砂の洗浄液を搾ったもの、リサイクルされた粘土などをブレンドして瓦の原料となります。巨大なブルドーザーがそれらの材料をミキサーとなるキャタピラーの上に乗せていく姿は、なかなか豪快に見えるのですが、よく見るととても繊細な動きをしていました。


これが原材料としての完成品です。粒子の大きさは、1ミリ以下になっているそうです。目的別に「いぶし」とか「硬め」とかに分かれていました。



次に向かったのは瓦を大量生産する工場。大量生産と言いつつも、一部では、職人さんの手作業工程があったりします。


いぶし瓦の製造ラインでは、仕上の段階で人の手が加えられていました。まだまだ感の世界があるとのこと。


一方で、平板瓦の製造ラインでは、全てが機械化されてたったの3人でオペレーションしているそうです。釉薬をかけるのも全て機械。泡を発生させることなく、見えがかりのみを効率よく塗ってくれます。


様々な種類の瓦が並べられて、焼成を待ちます。この後は、長い長いトンネル窯の中へ。


写真の奥までずっと続くトンネル窯。ここで働く人は冬でも半袖なんだそうです。


お昼の後は、手づくりシリーズで、手づくり瓦と鬼瓦の二箇所を巡りました。



手づくり瓦の工場で最初に目に取り込んできたのが、これら巴の型です。本当に様々な意匠がありますね。


上の型から
このような瓦が作られます。


これは、型取りしたものを仕上げているところ。全てが手作業です。


これは、幾つかのパーツを接ぎ合わせて一つの製品にしているところ。複雑な形も可能です。

手づくり瓦は、小ロットの注文に対応したり、特別注文の瓦などを手がけていました。面白いのは、量産メーカーからの注文もう請けていて、同じ建物の瓦が、量産メーカーと手づくり瓦メーカーのそれぞれの瓦が集まって成立しているというところです。



最後は、鬼瓦のメーカーです。


壁に無造作に掛けられているのは、鬼瓦の型紙です。我々で言えば設計図のようなものですね。面白いのは、基本的に左右対称なので型紙は半分しか無いこと。


注文主の要望に応じて、どんなモチーフでも、自由に使っていることなどを伺いました。世界一の鬼瓦も手がけられたとかで、苦労話しも聞かせていただきました。

瓦の製造は、分業が進んでいまして、三洲全体で取り組んでいる様子がよく理解できました。

鈴幸の鈴木さん、川口さん、ありがとうございました!
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