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JIAの「素材を巡る旅」シリーズのツアーに参加してきました。

思えば、もう数年前のこと、ある人に誘われて高浜市の瓦メーカーの鈴幸さんにおじゃまして、特注瓦のことなど色々とお話を伺う機会がありました。この事がきっかけで、今回、JIA愛知地域会事業委員会の企画として見学ツアーが実現しました。

実際には、私は鈴のの鈴木さんをJIA事業委員会の川口さんに紹介しただけなんですけどね。


鈴木さんと川口さんの尽力で、三洲瓦の事を1日で深く知ることができる、素晴らしいツアーとなりました。

最初は瓦の原材料となる粘土の製造工場。


三洲瓦の粘土は、田んぼの下から採掘するのだそうです。採掘された粘土と、川砂の洗浄液を搾ったもの、リサイクルされた粘土などをブレンドして瓦の原料となります。巨大なブルドーザーがそれらの材料をミキサーとなるキャタピラーの上に乗せていく姿は、なかなか豪快に見えるのですが、よく見るととても繊細な動きをしていました。


これが原材料としての完成品です。粒子の大きさは、1ミリ以下になっているそうです。目的別に「いぶし」とか「硬め」とかに分かれていました。



次に向かったのは瓦を大量生産する工場。大量生産と言いつつも、一部では、職人さんの手作業工程があったりします。


いぶし瓦の製造ラインでは、仕上の段階で人の手が加えられていました。まだまだ感の世界があるとのこと。


一方で、平板瓦の製造ラインでは、全てが機械化されてたったの3人でオペレーションしているそうです。釉薬をかけるのも全て機械。泡を発生させることなく、見えがかりのみを効率よく塗ってくれます。


様々な種類の瓦が並べられて、焼成を待ちます。この後は、長い長いトンネル窯の中へ。


写真の奥までずっと続くトンネル窯。ここで働く人は冬でも半袖なんだそうです。


お昼の後は、手づくりシリーズで、手づくり瓦と鬼瓦の二箇所を巡りました。



手づくり瓦の工場で最初に目に取り込んできたのが、これら巴の型です。本当に様々な意匠がありますね。


上の型から
このような瓦が作られます。


これは、型取りしたものを仕上げているところ。全てが手作業です。


これは、幾つかのパーツを接ぎ合わせて一つの製品にしているところ。複雑な形も可能です。

手づくり瓦は、小ロットの注文に対応したり、特別注文の瓦などを手がけていました。面白いのは、量産メーカーからの注文もう請けていて、同じ建物の瓦が、量産メーカーと手づくり瓦メーカーのそれぞれの瓦が集まって成立しているというところです。



最後は、鬼瓦のメーカーです。


壁に無造作に掛けられているのは、鬼瓦の型紙です。我々で言えば設計図のようなものですね。面白いのは、基本的に左右対称なので型紙は半分しか無いこと。


注文主の要望に応じて、どんなモチーフでも、自由に使っていることなどを伺いました。世界一の鬼瓦も手がけられたとかで、苦労話しも聞かせていただきました。

瓦の製造は、分業が進んでいまして、三洲全体で取り組んでいる様子がよく理解できました。

鈴幸の鈴木さん、川口さん、ありがとうございました!
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